ヘッドホンを長時間使用していると耳が蒸れてしまい、音楽や映画を快適に観賞したいという人にとってなんとか打開したい問題。
そんな人に紹介するのは、蒸れを軽減すると共にイヤーパッドを保護してくれるヘッドホンカバー「mimimamo(ミミマモ)」を紹介。
- 簡単に装着できる
- イヤーパッドの消耗を防ぐ
- 蒸れる問題を改善してくれる
- 手洗いで繰り返し使用できる
愛用しているWH-1000XM4をより快適な装着感を得るために購入したmimimamo。
ヘッドホンを使用する上で抱える耳周りが蒸れる問題を軽減してくれて、修理すると意外に高価なイヤーパッドを保護をしてくれる優れもの。
結論から言ってしまうと蒸れる問題は解決してくれたのですが、耳への圧迫感やボタン類の操作性などあと少しと感じる製品でした。
今回はヘッドホンの蒸れを軽減してくれるヘッドホンカバー「mimimamo(ミミマモ)」のレビューしていきます。
mimimamo(ミミマモ)|特徴
mimimamo(ミミマモ)の詳細を紹介していきます。
価格 | Mサイズ:2,200円~ Lサイズ:2,750円~ ※e☆イヤホン参考 |
カラー | ・アーミー ・オーシャン ・シティ ・ボルドー ・グリーン ・ブルー ・パープル ・ピンク ・レッド ・グレー ・ブラック |
素材 | 生地:テンセル/ポリウレタン ゴム:ナイロン/ポリウレタン |
交換が難しいイヤーパッドを劣化から守るために生まれたヘッドホンカバー「mimimamo」。
生地にはヘッドホンを使用していると感じる耳周りの蒸れを軽減してくれるテンセルを使用。
植物性由来の素材(木材パルプ)を使用した伸縮性・吸水性・速乾性・保温性に優れた柔らかい生地。摩擦に弱くシワになりやすいのがデメリット。
テンセルは植物性由来の素材だけありカビやすい素材でもありますが、mimimamoは防菌防臭加工が施されており定期的に手洗いすれば清潔に使用可能。
バリエーション豊かなカラーと数多くのヘッドホンに対応しているので、カスタマイズしながらイヤーパッドの保護を被せるだけでお気に入りのヘッドホンを長く使い続けられます。
mimimamo|装着方法
mimimamoの取り付け方法はヘッドホンのイヤーカップに被せるだけ。
イヤーカップの形状によって4つの装着方法で使用できます。
mimimamoの装着方法
ノーマル装着:イヤーカップをすっぽり覆うだけの装着方法
サイド装着:イヤーカップのサイドまで浅く装着する方法
ステルス装着:イヤーパッドの溝に挿入してゴム部分を隠す装着方法
ロール装着:ゴム部分を内側に巻き込む装着方法
全てのヘッドホンに4つの装着方法ができるわけではないですが、ヘッドホン対応表を参考にして装着してみましょう。
mimimamo(ミミマモ)をレビュー
ヘッドホンカバー「mimimamo(ミミマモ)」をレビューしていきましょう。
- mimimamo:1セット
- 取扱説明書
音響への影響を最小限に抑えるように開発された生地の薄さはわずか0.5mm。
mimimamoには水洗いをすれば元のサイズに戻る性質の素材を使用しているので、汚れなどが目立ってきたら手洗いをして手入れすればフレッシュな状態で使用できます。
mimimamoは老舗裁縫メーカーが全て手作業で作られていることもあり、糸のほつれなど一切なく美しく丁寧に仕立てられたヘッドホンカバー。
触り心地サラサラなストレッチ素材
mimimamoは触り心地が柔らかくサラサラで柔軟に伸びるストレッチ素材。
正直、開封した時はただのTシャツ生地のように感じましたが、思っていたよりも柔らかくサラサラとした触り心地。
常に地肌に触れるイヤーパッドだけに質感がいいのは好印象ですね。
1,000機種を超えるヘッドホンに対応しているだけあり伸縮性は抜群。
基本的にはオーバーイヤータイプはLサイズ。オンイヤータイプはMサイズを選ぶようにしましょう。
オーバーイヤータイプ
オンイヤータイプ
詳しい対応表はコチラ
mimimamoをWH-1000XM4に装着しての使用感
実際にmimimamoをSONY WH-1000XM4に装着して使用してみましたが、悩みでもあった耳周りの蒸れる感覚は軽減されました。
関連記事 SONY WH-1000XM4をレビュー|静寂を楽しめる高音質なワイヤレスヘッドホン
ただmimimamoを装着して使用してみると耳に圧迫感があり、耳が疲れやすく痛くなってしまい期待外れの商品だったのが正直な使用感。
今まで耳を覆うように装着するオーバーヘッドヘッドホンに慣れていたせいもありますが、使用しない方が圧迫感がなく快適でした。
耳に圧迫感をあるのはオーバヘッドタイプのメリットをなくしている気が…
耳に乗せて装着するオンイヤータイプのヘッドホンを使用している人は、触り心地はいいですし蒸れを軽減できるので向いているかもしれません。
ボタン類やコネクタ部分を覆ってしまう
WH-1000XM4の場合はノーマル装着かサイド装着しかできないため、ボタン類や充電コネクタを覆ってしまうのがネック。
完全にボタン類は隠れてしまい操作に慣れていないとどこにボタンがあるかわかりません。
ちょうどゴムの部分にボタンが被ってしまって手探りでもわからない…
もちろんイヤホンジャック・充電コネクタも被ってしまうので、少しずらさないと挿入ができません。
WH-1000XM4にはヘッドホンを外すと自動で一時停止してくれる近接センサーが搭載していますが、その機能も動作しないのでヘッドホンから操作しなくてはいけないのが地味に不便。
ノイキャン性能・音質は多少なりとも劣化してしまう
薄い生地を使用して音響への影響を最小限にしているとはいえ、それなりに音質に対する影響はあります。
強くこもっている感覚はないですが、少しだけ遠くから聴こえるような音質になってしまいました。
よく言えばソフトな音質になったという表現が合っている気がします。
個人的には全体の音質がソフトになったことで、WH-1000XM4が持つ表現力や臨場感が薄れてしまったという結果になりました。
最高クラスのノイズキャンセリング性能に関しても心なしか弱まった印象を受けたので、ヘッドホンカバーの影響を思った以上に受けてしまっているのが正直な感想です。
ノイキャン性能を体感したい人はコチラから
WH-1000XM4の音質や近接センサーを犠牲にしたくないという人には、Eartouch multiが最適解な気がします。
mimimamo(ミミマモ)レビュー|まとめ
ヘッドホン特有の蒸れる感覚を軽減したくて購入したヘッドホンカバー「mimimamo」。
mimimamoが持つデメリットを承知の上で購入しましたが、耳に圧迫感があり思っていた以上にデメリットを感じる製品でした。
蒸れる問題だけをみればかなり軽減されて快適ですし、ボロボロになったイヤーパッドを2,000円程度で復活できて簡単に装着できることを考えると気軽に使えて便利な製品です。
私のようにWH-1000XM4の蒸れ問題だけにフォーカスを当てて購入するのであれば、音質やボタンの操作など一度考えてから購入した方がいいと感じました。
今回はヘッドホンの蒸れを軽減してくれるヘッドホンカバー「mimimamo(ミミマモ)」をレビューしました。
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