今や低価格でも高性能で高音質なヘッドホンが当たり前に購入できるようになりました。
イヤーパッドの質感だったりマルチポイントに対応していなかったりと、価格重視のヘッドホンを選ぶ際は細かい性能もチェックしておきたいところ。
低価格でも多機能なワイヤレスヘッドホンを探している人に、手頃な価格で購入できるワイヤレスヘッドホン「EDIFIER WH700NB」を紹介。
- 6,990円で購入できる
- 連続再生時間が最大68時間
- 外音取り込みモード搭載
- アクティブノイズキャンセリング搭載
- 最大2台までマルチポイント対応
- 長時間聴いていても疲れにくい音質
- 着脱感知非搭載
- 対応コーデックがSBCのみ
EDIFIER WH700NBは、低価格でもアクティブノイズキャンセリング機能(ANC)や外音取り込みモードに加え、マルチポイントに対応しているコスパ重視のワイヤレスヘッドホン。
密着度の高いイヤーパッドは優しい肌触りですし、音質も聴き疲れしない音質で快適そのもの。
今回は、低価格でも多機能なコスパ重視ワイヤレスヘッドホン「EDIFIER WH700NB」をレビューしていきます。
EDIFIER WH700NB
EDIFIER WH700NBの詳細を紹介していきます。
価格 | 6,990円 |
---|---|
重さ | 271g |
カラーバリエーション | ブラック ホワイト ネイビー グレー |
充電端子 | USB-C |
最大再生時間 | ANCオン:最大45時間 ANCオフ:最大68時間 |
充電時間 | 約2時間 |
ドライバー | 40mmダイナミックドライバー |
対応コーデック | SBC |
接続方式 | Bluetooth5.3 |
伝送帯域 | 20Hz〜20kHz |
ENCノイズリダクション ANCノイズキャンセリング 外音取り込みモード | 対応 |
ゲームモード(低遅延) | 対応 |
マルチポイント | 最大2台まで対応 |
以前、フラッグシップモデルのワイヤレスイヤホン「EDIFIER NeoBuds Pro 2」をレビューしましたが、高性能なANC機能に1万円台とは思えない音質が印象的でした。
NeoBuds Pro 2のレビューはこちら!
EDIFIER WH700NBは、ANCや外音取り込みモードに加えて、最大2台までのデバイスと同時接続が可能なマルチポイントに対応。
SBCのみ対応のためハイレゾ音質は楽しめないものの、バッテリー持ちの良さや低価格でも十分な機能を備えているワイヤレスヘッドホンです。
EDIFIER WH700NB|レビュー
EDIFIER WH700NBをレビューしていきます。
- EDIFIER WH700NB
- USB-C to USB-Aケーブル
- 取扱説明書
マットブラックでシンプルなデザイン。少しプラスチック感が強く出てしまっているため価格相応の質感。
WH700NBには専用ケースが付属していないですが、コンパクトに持ち運べる折りたたみタイプのヘッドホン。
もちろん技適マークも本体に表示されているので、外出先でも安心して使用可能です。
スライダー部分は11段階調節ができて、最長37mm程度と長めに調節ができます。
WH700NBは最大68時間の連続再生が可能なので、本体が重くなると思っていましたが、約268gと長時間着用しても影響が出ないほど軽量。
小さいボタンも操作がしやすくマルチポイント対応で使い勝手がいい
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EDIFIER WH700NB|ボタン操作一覧
基本操作 | |
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電源を入れる | 電源ボタンを3秒長押し |
ペアリングモード | マルチファンクションを3秒長押し |
モードの切り替え | |
ANCモードの切り替え | マルチファンクションを1回押す |
ゲームモード | マルチファンクションを連続で2回押す |
音楽操作 | |
再生/一時停止 | 電源ボタンを1回押す |
次曲 | +ボタンを長押し |
前曲 | −ボタンを長押し |
音量+ | +ボタンを1回押す |
音量− | −ボタンを1回押す |
着信操作 | |
受話 | 電源ボタンを1回押す ※着信中の操作 |
切断 | 電源ボタンを1回押す ※通話中の操作 |
着信拒否 | 電源ボタンを2回押す |
音声コントロール | |
音声アシスタント | 電源ボタンを2回押す |
WH700NBは右ハウジングにシリコン素材のボタン類が搭載。小さいボタンでも滑らずに操作ができますし、シンプルなボタン配置で直感的に操作ができます。
最大2台まで同時接続が可能なマルチポイントにも対応しているので、例えばiPhoneとMacBook Proを同時に接続しておくことが可能です。
MacBook Proで音楽を聴いていても、iPhoneの着信に気がつけるから便利!
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EDIFIER WH700NB|ペアリング方法
まずは電源ボタンを3秒長押ししてペアリングモードに切り替えます。
ペアリングモードに切り替わったら、デバイスのBluetooth設定を開いて「EDIFIER WH700NB」を選択してペアリング完了です。
1台目のペアリングが完了したら、マルチファンクションを3秒長押しして再度ペアリングモードに切り替えます。
あとはデバイスのBluetooth設定から「EDIFIER WH700NB」を接続します。
2台目のペアリングが完了したら、1台目を再接続してマルチポイントの設定は完了です。
側圧は軽く肌触りの優しいイヤーパッドは長時間つけても快適
WH700NBは耳をすっぽり覆うオーバーイヤータイプのヘッドホン。こういう密閉タイプのヘッドホンを選ぶ上で、イヤーパッドの質感や肌触りは特にチェックしておきたいところ。
WH700NBのイヤーパッドは、滑らかな触り心地で優しいタッチで装着ができます。弾力性も程よくあるので、密着度を高めて音漏れや外部からのノイズをシャットアウトしてくれます。
ヘッドパッド部分はフカフカとした触り心地で、頭頂部に当たる部分も優しい装着感。
実際に装着してみると耳に当たる部分を優しく包み込んでくれます。側圧も比較的軽いので、長時間着用しても疲れにくく快適に使用できました。
専用アプリからカスタマイズができるが自由度が少ない
専用アプリ「Edifier Connect」を使用することで、イコライザーの切り替えやマルチファンクションキーのカスタマイズが可能になります。
Edifier Connect
BEIJING EDIFIER TECHNOLOGY CO.,LTD.無料posted withアプリーチ
- ANC/外音取り込みモードの切り替え
- 外音取り込みモードの調整
- イコライザーの切り替え
- ゲームモードの切り替え
- 楽曲の切り替え/音量調整
- マルチファンクションキーのカスタマイズ
- アナウンスの音量調整
- 電源のオフ
- タイマーの設定
- Bluetooth設定
- 初期化
NeoBuds Pro 2では細かいイコライザーの調整ができたのですが、WH700NBでは細かいイコライザーの調整ができないのがネック。またプリセットも4つからしか選べません。
イコライザーの調整はあまりしない人にとっては選択肢が少なくて選びやすいのですが、細かい調整をしたい人にとっては物足りないですね。
ボタンのカスタマイズですが、マルチファンクションキーのANC/外音取り込みモードの切り替えのみ変更が可能です。
ANCか外音取り込みモードのどちらかを使うことが多いので、ノイズキャンセリング機能オフをなくせるのは地味に嬉しい機能。
強すぎないANCと調整可能な外音取り込みモード
WH700NBはANC機能に加え、外音取り込みモードのレベルを7段階で調整ができます。
アプリから設定が可能
この外音取り込みモードの調整が便利で、周りの音を取り込みすぎて耳障りな時があるのですが、環境に合わせて調整できるので重宝します。
外音取り込みモード|評価
外音取り込みモードのレベルが高くなるにつれてデジタル感がある拾い方をします。
ですが、レベルを1番低くしても十分に周囲の音を把握できますし、デジタル感がない自然なサウンドで聞き取れました。
ANCは周囲のノイズを完全に除去するほど強力なものではなく、ノイズをしっかりカットしたい人には物足りない性能でした。
NeoBuds Pro 2が強力なANCを搭載しているだけあって少し期待外れでした…
ANC性能|評価
低音:70〜80%ほどノイズカット
中高音:60%ほどノイズカット
飛行機のエンジン音など低音のノイズを除去してくてますが、電車の走行音など中高音のノイズは控えめな性能。
個人的にはANCが強すぎると耳が疲れてしまうので、WH700NBぐらいのANC性能がちょうど良かったです。
EDIFIER WH700NB|音質チェック
Amazon Music UnlimitedでWH700NBを使用してみましたが、クリアで軽快な音質で長時間聴いていても聴き疲れしない音質でした。
WH700NB|音質評価
低音は勢いがありながら強すぎず適度に迫力のある音質。中音はほんの少しだけ弱く感じますが、高音はクリアで低音の勢いに負けず劣らずなサウンド。
全体的に見てみるとバランスが良く、音がぼやけることはなく軽快なサウンドで楽しめました。
正直、SBCコーデックのみ対応なのが不安な部分でもありましたが、この価格帯でこれだけの音質であれば満足度の高い1台。
EDIFIER WH700NB レビュー|まとめ
EDIFIER WH700NBは、高性能な外音取り込みモードやマルチポイントに対応して機能性は十分ですし、長時間使用しても快適なワイヤレスヘッドホンでした。
- 7,000円程度で購入できる
- 調整可能な外音取り込みモード搭載
- 長時間着用しても快適な装着感
- 最大2台まで接続可能なマルチポイント対応
- コーデックがSBCのみ
- ANC機能が控えめな性能
ANCを使用してノイズレスな作業空間で作業したい人にとって、正直なところ物足りなさを感じます。
ですが、環境に合わせて調整できる外音取り込みモードは便利ですし、この価格帯でもクリアで軽快なサウンドはかなりコスパが良いワイヤレスヘッドホンでした。
今回は、低価格でも軽快な高音質で多機能なワイヤレスヘッドホン「EDIFIER WH700NB」をレビューしました。
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