強力なノイズキャンセリング機能や高音質なワイヤレスイヤホンといえば、AirPods ProやSony WF-1000XM5のような高級ワイヤレスイヤホンをイメージする人も多いはず。
どれも3万円を超えるようなモデルばかりで、手軽に購入できないのが悩みなんですよね。
そんなハイエンドモデルのイヤホンと比べても、高音質で強力なノイズキャンセリング機能を1万円台で堪能できる「EDIFIER NeoBuds Pro 2」を紹介。
- 次世代ANC搭載で-50dB/5000Hzまでノイズ軽減
- LDAC/LHDC搭載でワイヤレスでにハイレゾ音質
- デュアルドライバー搭載でクリアな高音質
- ANCの強さを3段階で調整できる
- シーンに合わせた外音取り込みモードを搭載
- 合計8つのマイクでクリアな音声を届けられる
- 装着感知機能搭載
- マルチポイント非対応
- ワイヤレス充電非対応
- イヤホン単体でのバッテリー持ちが悪い
EDIFIER NeoBuds Pro 2は、低価格ながらハイエンドイヤホンにも劣らず、高音質で強力なノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載したワイヤレスイヤホン。
ぶっちゃけ、高音質で没入感のあるANC機能に加えて、外音取り込みモードも自然に聴こえるほど高性能なのに1万円台で購入できるのは驚きの一言。
今回は、高性能なANC機能とハイレゾ音質で楽しめる音質重視ワイヤレスイヤホン「EDIFIER NeoBuds Pro 2」をレビューしていきます。
EDIFIER NeoBuds Pro 2
EDIFIER NeoBuds Pro 2の詳細を紹介していきます。
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EDIFIER NeoBuds Pro 2|価格/スペック
価格 | 19,990円 |
---|---|
重さ | ケース+イヤホン 約60.4g イヤホン(片側) 約5.6g |
カラーバリエーション | ブラック ホワイト |
再生時間 | ANC ON 4時間(イヤホン)+12時間(充電ケース) ANC OFF 5.5時間(イヤホン)+16.5時間(充電ケース) |
充電時間 | ※1時間 ※イヤホンと充電ケース共に同じ充電時間 |
充電端子 | USB-C |
ドライバー | バランスドアーマチュア(BA型)ドライバー 10mmダイナミックドライバー |
対応コーデック | LDAC LHDC SBC AAC |
接続方式 | Bluetooth5.3 |
伝送帯域 | LDAC 20Hz-40KHz SBC/AAC 20Hz-20KHz |
ANC 外音取り込みモード | 対応 |
着脱感知機能 | |
ゲームモード (低遅延モード) | |
マルチポイント | 非対応 |
防水性能 | IP54 |
EDIFIERは、「A Passion for Sound(音への情熱)」をコンセプトに創られた北京発のオーディオブランド。
VGPアワードを受賞している製品も多く、今回紹介するNeoBuds Pro 2もVGPアワード金賞を受賞しているほど優れた製品。
EDIFIERはコスパが良いのに高音質なオーディオが多く販売されています。
他にもコスパに優れたワイヤレスヘッドホン「EDIFIER WH700NB」など、魅力的な製品も多く取り扱っています。
EDIFIER WH700NBのレビューはこちら!
そんなNeoBuds Pro 2は、強力なANC機能を備えて、3つのモードに切り替えができる外音取り込みモードを搭載しているほど多機能。
従来のイヤホンだと-40dB前後のANC機能が多い中、最大-50dB/5000Hzまでと幅広い周波数帯をカバーしています。
バランスドアーマチュア(BA型)ドライバーと10mmダイナミックドライバーを搭載しているので、クリアで迫力のあるサウンド。
LDACに対応している他、最大192kHz/24bitに対応しているLHDC 5.0にも対応しているため、ワイヤレスでもハイレゾ音源をより高音質で楽しめます。
高級イヤホンを購入したいけど高すぎると思っている人、ミドルクラスのイヤホンでもANCや音質にこだわりたい人に最適な1台です。
EDIFIER NeoBuds Pro 2|レビュー
EDIFIER NeoBuds Pro 2をレビューしていきます。
- NeoBuds Pro 2本体
- USB-A to USB-C
- イヤーピース(XXS/XS/S/M/L/XL/XXL)
- 収納ポーチ
- 取扱説明書
NeoBuds Pro 2に付属しているイヤーピースのサイズは、イヤホンに装着しているものと合わせて全部で7サイズと豊富。
これだけのサイズが同梱されていれば、耳のサイズに合わないってこともないので嬉しいですね。
マットな質感に落ち着きのあるオフホワイトを飾る、ホワイトゴールドのカラーリングは高級感あふれる仕上がり。
正面はLEDで光る仕様になっており、充電中だったりペアリング中などお知らせしてくれます。
背面にはUSB-Cの充電ポートを搭載。
ワイヤレス充電には対応していないのが残念ですが、わずか1時間ほどで充電ケースをフル充電することが可能です。
充電ケースはリングケースのように開くような設計をしていて、充電ケース内部にリセットボタンとペアリングボタンを搭載しています。
NeoBuds Pro 2のような平置きタイプを初めて使ってのですが、思った以上に取り出しやすく使い勝手が良かったです。
充電ケースにイヤホンを収納した状態で約60g。イヤホン片側で5.6g。
イヤホン内部にマイクが4基とデュアルドライバー搭載しているのに、かなり軽量なので長時間使用しても快適に装着できます。
クオリティの高いポーチも付属しているので、持ち運び時に収納しておけば傷をつけずに持ち運べます。
装着感はフィット感が良く長時間着用しても痛くならない
NeoBuds Pro 2は角張って大きなマイクが特徴的なデザイン。
耳に装着して見える部分は、ケースと同じくマットでオフホワイトのカラーは高級感があります。
従来のイヤーピースと比べると、同梱のイヤーピースは台形のような形状をしているので、耳の奥までしっかり入って密着度を高めてくれる設計。
イヤーピースの質感も良くて、サラサラとした触り心地で程よい弾力があります。
もちろん同梱のイヤーピースが合わない人でも、AZLA SednaEarfit MAXのようなサードパーティ製のイヤーピースを問題なく使用が可能です。
AZLA SednaEarfit MAXのレビューはこちら
実際に装着してみると、角張ったデザインでも快適に装着ができますし、同梱のイヤーピースでも耳が痒くなることはありません。フィット感も良く耳との密着度も抜群でした。
専用アプリから音質の設定など様々なカスタマイズが可能
専用アプリを使用すれば、NeoBuds Pro 2の様々な機能をカスタマイズができるようになります。
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- ANCと外音取り込みモードの切り替え
- シーンモードの切り替え
- イコライザーの調整
- ケースのLED色の変更
- 睡眠音楽の再生
- タップ感度/装着感知機能の設定
- タッチコントロールの割り振り
- 電源オフやタイマーの設定
- イヤホンを探すためのサウンド再生
- Bluetooth設定
基本的にNeoBuds Pro 2とデバイスをペアリングして、アプリを開くだけで自動で接続中のEDIFIER製品と同期してくれます。
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EDIFIER NeoBuds Pro 2|ペアリング方法
NeoBuds Pro 2の充電ケースを開いたままにしておくとLEDインジケータが左右に流れるので、それがペアリングモードの目印です。
もし新しいデバイスに切り替える場合は、イヤホンをケースに収納して内部のボタンを3秒長押しでペアリングモードに切り替わります。
NeoBuds Pro 2をペアリングモードにしたら、デバイスのBluetooth設定から「EDIFIER NeoBuds Pro 2」を接続してペアリング完了です。
イコライザーには、2つのプリセットに調整が可能なカスタマイズが用意されており、ゲイン調整は全部で4つまで調整が可能。
ゲイン調整ができる数は少ないですが、それでも周波数を細かく設定ができます。
様々な設定を変更できるのですが、1番ユニークな機能が充電ケースのLED色を8つの中から選択できること。
LED色を変えるだけで気分転換になったり雰囲気も変わるので、細かい部分もオシャレにカスタマイズしたい人に最適です。
iPhoneのウィジェットに対応しているので、わざわざアプリを開かなくてもANCのモードを切り替えができます。
カスタマイズ可能なタッチコントロールと装着感知機能搭載
NeoBuds Pro 2にはカスタマイズ可能なタッチコントロールに加えて、装着感知機能を搭載して快適な操作性で使用できます。
左右のイヤホンを2回/3回タップすると設定した操作が可能です。
通話時を除いて最大4つまで専用アプリから割り振ることができます。
- 一時停止/再生
- 前曲/次曲
- 音量調整
- ※受話/切断
- モードの切り替え
- シーンの切り替え
- 音声アシスタントの起動
※受話/切断は着信/通話中のみ、左右どちらかを2回タップで操作ができます。
割り振れる数が4つしか設定できないのがネックな部分。
例えば音量調整と次曲/前曲だけで埋まってしまうため、ANCの切り替えが割り振りできなかったりと不便に感じました。
誤作動防止で2タップからの仕様になっているとは思いますが、それでもタッチコントロールで操作できる数がもう少し多ければ良かったっていうのが正直なところ。
NeoBuds Pro 2には、イヤホンを着脱すると音楽を再生/一時停止してくれる着脱感知機能が搭載しています。
しかも装着すると接続音が鳴ってから再生されるので、当然音楽がなってしまうことがなく嬉しい仕様でした。
ANCと外音取り込みモードの調整ができる
NeoBuds Pro 2には、全部で5つのモードを搭載しています。
- 高/中/軽のANCモード
- 外音取り込みモード
- 風切り音抑制モード
中でもANCの強さを高/中/軽から選べるので、ANCが強すぎると耳が疲れてしまうという人にも最適な設定で使用が可能です。
強ANC:ANC OFF時の80%ほどノイズカット
中ANC:ANC OFF時の70%ほどノイズカット
軽ANC:ANC OFF時の60%ほどノイズカット
生活音を全てカットしてくれてANC機能としてはかなり上位に感じるほど静寂に包まれます。
低音域のANC機能は言うことなしなんですが、高音域のノイズに関しては少し弱いなと感じました。
例えば飛行機のノイズはカットしてくれるけど、電車のノイズはそれなりにカットしてくれるといったところ。
外音取り込みモード(アンビエントサウンド)にも、シーンに合わせた3つのモードから選ぶことが可能です。
ボーカルエンハンス:人の声にフォーカスを当てる
バランス:バランスよく自然なサウンドで取り込む
バックグラウンドサウンド:人の声を小さくして生活音にフォーカスを当てる
何よりこのバランスモードが良くて、マイクで拾っている感じも少なく自然なサウンドで聞き取れて高性能。
ただボーカルエンハンスとバックグラウンドサウンドに関しては、どうしてもデジタル感が少し出てしまいました。
バランスモードにしておけば自然なサウンドで聞き取れるから問題なし!
他にも風切り音抑制モードも搭載しているので、どんな環境にもフィットしてくれる使い方ができるのは魅力的です。
イコライザーの調整も可能でゲームモードなど様々なシーンモードを搭載
NeoBuds Pro 2は、ゲームモード(低遅延モード)や空間オーディオなどのシーンに合わせて切り替えができます。
音楽モード:音楽や映画などのコンテンツに最適
ゲーム:FPSなど低遅延で使用したい時に最適
空間オーディオ:空間オーディオを楽しめるモード
シーンモードで切り替えができる空間オーディオが面白い機能で、イヤホンを装着して頭の動きによって音の位置が変わります。
ドルビーアトモスや360 Reality Audioに対応していない楽曲でも、臨場感溢れるサウンドで楽しめてとてもユニークでした。
EDIFIER NeoBuds Pro 2|音質チェック
Amazon Music UnlimitedでNeoBuds Pro 2を使用してみたところ、1万円台でも高音質なワイヤレスイヤホンが手に入る時代になったのかと驚かされました。
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NeoBuds Pro 2|音質評価
バランスドアーマチュア(BA型)ドライバーと10mmダイナミックドライバーを搭載しているだけあり、中音域と高音域はとにかくクリアでかつ、低音域は力強く迫力があるサウンド。
全体的にみても音の粒を一つ一つ感じられるほど解像度も抜群。抜け感のある爽快感溢れるサウンドは、他メーカーのハイエンドモデルと比べても肩を並べるほど高音質なワイヤレスイヤホン。
どうしてもiPhoneだとNeoBuds Pro 2の性能を十分に引き出せないのがもどかしい部分ですが、それでもこれだけの音質でこの価格であれば大満足でした。
EDIFIER NeoBuds Pro 2 レビュー|まとめ
NeoBuds Pro 2は、強力なANCや自然に聞こえる外音取り込みモード、クリアでバランスが良く臨場感と爽快感を味わえる高音質なワイヤレスイヤホンでした。
- 次世代ANC搭載でノイズを強力に除去
- LDAC/LHDC 5.0対応でハイレゾ音質
- ANCの強さを3段階で調節できる
- 装着感知機能搭載
- デュアルドライバー搭載でクリアで迫力のあるサウンド
- ワイヤレス充電非対応
- マルチポイント非対応
ワイヤレス充電やマルチポイントに非搭載なのがネック部分。この2点を重視して選んでいる人であれば、少し物足りなさを感じてしまいます。
とにかく音質を重視して選んでいる人からしたら、3万円台のハイエンドイヤホンと同等の音質で楽しめるので、1万円台でも高音質なワイヤレスイヤホン探している人に最適解な1台。
今回は、強力なANCを搭載した音質重視の高音質なワイヤレスイヤホン「EDIFIER NeoBuds Pro 2」をレビューしました。
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