外出先では一体型のUSB-Cハブがあると重宝します。ラップトップをデスクで使用する人には、ケーブルで接続するUSB-Cドッキングステーションがあると作業しやすいデスクにグッとグレードアップできます。
簡単に必要なポートを拡張できる高速データ転送が可能なUSB-Cドッキングステーション「CalDigit USB-C SOHO Dock」を紹介。
- 従来のUSBポートと比べ2倍の転送スピード
- 最大90Wのデバイスにパススルー充電可能
- バスパワーのドックとして使用できる
- 必要最低限のポートを拡張できる
- 4K60Hzのモニター出力対応
数あるUSB-Cドックの中では、必要最低限のポートを搭載しているコンパクトなUSB-Cドック。
一体型USB-Cハブからの買い替えでしたが、デスクでの使用ではドッキングステーションの方が使い勝手が良いと再認識できました。
今回は、デスク環境をノンストレスにしてくれるUSB-Cドッキングステーション「CalDigit USB-C SOHO Dock」をレビューしていきます。
CalDigit USB-C SOHO Dock
CalDigit USB-C SOHO Dockのスペックについて書いていきます。
価格 | 19,800円 |
サイズ | 64m×93mm×19mm |
重量 | 90g |
パススルー充電 | 対応 |
搭載ポート | ・USB-C 10Gb/s(ホスト) ・USB-C 3.2 Gen 2(データポート) ・USB-A 3.2 Gen 2(データポート) ・USB-C(USB PD) ・DisplayPort 1.4 ・HDMI 2.0b ・SD 4.0 UHS-II カードリーダー ・microSD UHS-II カードリーダー |
充電出力 | 100Wの電力供給で最大90W |
最大転送スピード | 最大10Gb/s(データUSBポート) |
ビデオ解像度 | 最大4K60Hz |
対応デバイス | ・macOS 10.13.6以降 ・Windows 10以降 ・USB-C搭載PC/タブレット ・Thunderbolt 3/4搭載のPC |
保証 | 2年間 |
SOHO Dockに搭載されているUSB-C・USB-Aは、ハイパフォーマンスなUSB3.2 Gen2を採用しています。
- 最大10Gbsでの高速データ転送
- デバイスに最大100Wの電力供給
- 4K60Hzでのモニター出力
SOHO Dock本体には最大100WのUSB PDでの給電が可能で、デバイスの充電出力は最大90Wと高出力でパススルー充電に対応。
本体に給電しなくても、デバイスに接続するだけで使用できるバスパワーのUSBドッキングステーションとしても使用できます。
モニター出力はシングルディスプレイ接続で4K60Hzに対応。デュアルディスプレイでは4K30Hzに対応しています。
CalDigit USB-C SOHO Dockをレビュー!
CalDigit USB-C SOHO Dockをレビューしていきましょう!
- CalDigit USB-C SOHO Dock
- USB-C(USB3.2 Gen2)ケーブル
長さは50cmのUSB-Cケーブル(USB3.2 Gen2)が1本付属。デスク上でMacBook Proと接続するのにちょうどいいサイズのケーブルが付属してくるのは嬉しい限り。
ドッキングステーションといえばサイズが大きいイメージがありますが、SOHO Dockは手のひらサイズとかなりコンパクト。
重さは約118gとかなり軽量。コンパクトで軽量な本体はカバンの中に入れて持ち運びやすいですし、外出先でも使える最適なUSB-Cドックです。
本体は熱を放熱しやすいアルミニウムを採用。充電をしながら使用する機会が多いので、放熱しやすい設計で安心して使用できます。
本体裏面には四隅にゴムが搭載しているので、デスク上に置いても滑りにくくて使いやすいです。
普段使いにちょうどいい8ポート搭載
多くのUSB-Cドッキングステーションは、必要のないポート数が搭載しているものが多かったんですよね。
SOHO Dockは必要十分なポートを備えた8ポート搭載のドッキングステーションです。
- USB-C 3.2 Gen 2(データポート)
- USB-A 3.2 Gen 2(データポート)
- SD 4.0 UHS-II カードリーダー
- microSD UHS-II カードリーダー
- USB-C(USB PD 最大100W)
- DisplayPort 1.4
- HDMI 2.0b
- USB-C 3.2 Gen 2(デバイスに接続)
ドッキングステーションの中ではデータ転送用ポートが少ないですが、SOHO DockはUSB-Cからの供給電力を超えないように適切なポート数で設計されています。
PCへの充電を含め全てのポートに接続されたデバイスの電力不足になる心配はありません。※100Wの電源アダプター使用時
多くの機器を接続して使用したい人にとってはポート不足ですが、必要最低限の拡張機能が欲しい人にとっては十分なポート数を搭載しています。
より多くのポートを拡張したい人はこちらがおすすめ!
転送スピードはノンストレスで快適
SOHO DockのUSBポートには、10Gbpsの高速転送スピードを誇るUSB3.2 Gen2が採用されています。
USBメモリーはもちろん、外付けSSDを接続してデータ移行や書き出しを行っても高速でデータの転送が可能。
MicroSD・SDカード両スロットには、312MB/sの転送スピードのUHS-IIに対応。
私の使用環境ではSDカードからデータを読み込むことが多いので、十分なスペックでした。
UHS-IIのSDカードを持っていなかったので、読み込み最大150MB/s・書き込み最大70MB/sのUHS-Iカードを使用して転送スピードを測定してみました。
SDカードのスペック通りの数値で安定した転送スピードが出ていました。
UHS-IIでテストしたかったけど、安定した転送スピードには信頼して使用できるね!
最大90Wのパススルー充電に対応
SOHO DockはPCやWindowsタブレットを最大90Wまでの出力でパススルー充電に対応しています。
SOHO Dockの充電出力は使用している充電器・ケーブルの充電出力に応じて変化するので、使用している充電器がデバイスの充電に十分な出力があるか下記の表を確認しておきましょう。
MacBook Pro 13インチモデルを使用している人であれば、付属している61W USB-C電源アダプタでは充電はできるもののフルパフォーマンスで充電できません。
SOHO Dockには電源アダプタが付属していないので、61Wで充電したい場合は一つ上の充電出力に対応する電源アダプターを用意する必要があります。
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PCに接続するだけで使えるバスパワーのUSB-Cドックとしても使える
充電アダプタに接続して使用できるドックですが、充電アダプタに接続しなくても使用できるバスパワーのUSB-Cドックとしても使用できます。
SOHO Dockはデタッチャブル・ケーブルを採用しており、給電が必要のないときは電源用ケーブルを取り外せる設計になっています。
デスク上では給電しながら使用できて、外出先でもデバイスに接続するだけで使用できるのでかなり便利。
デュアルモニター接続可能なモニター出力を2ポート搭載
SOHO Dockは外部モニターを2枚までのモニター出力に対応しています。
ただしmacOSの場合、2枚のモニターを使用してもミラーリングでしか出力ができません。
Mac
SOHO DockではMSTでのモニター出力で、Thunderbolt 3でのモニター出力には非対応。
macOSでHDMIとDPを使用してモニター出力しても、4K60Hzのミラーリングモードでのみ出力されます。
MacBook Proなどで外部モニター2枚を使用してデュアルディスプレイ化したい人は、Thunderbolt 3のUSB-Cドッキングステーションを使用するようにしてください。
Windows
Windowsで2枚のモニター出力で使用したい人は、ミラーリングモードで4K60Hz・拡張モードで4K30Hzのモニター出力が可能です。
MacOS・Windows共に、外部モニター1枚のでのモニター出力であれば4K60Hzに対応しています。
CalDigit USB-C SOHO Dock レビュー|まとめ
デスク環境を快適に使いやすくするために購入した、CalDigit USB-C SOHO Dock。
ポートを多用する人にとっては少し物足りなさを感じますが、最低限のデータ転送などをする人にとっては十分なポート数を備えていて充電環境で悩む必要はありません。
- 家内外でも使用できるUSB-Cドックが欲しい
- デバイスを充電しながら複数の周辺機器を使いたい
- どんなポートでも高速にデータ転送をしたい
充電出力は最大90Wまで対応していますし、ポートをフルに使用してもデバイスが充電されていないこともなく快適そのもの。
サイズはコンパクトで持ち運びやすくパススルー充電とバスパワーの両対応しているのは、家内外で作業する人にとって最適なUSB-Cドッキングステーションです。
今回は高速データ転送可能なコンパクトながら高性能なUSB-Cドッキングステーション「CalDigit USB-C SOHO Dock」をレビューしました。
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